どうも、Magaraです。
あなたはモノを買う時に頭で論理的に考えて買うタイプですか?
それとも感覚で決めるタイプですか?
実は人間がモノを購入するときには、欲求が揺れ動く事(感情)で決めて、後から理性で購買の理由を後付けしています。
具体的な理由があって、買うことを決めているようでも、実はまず感情でモノを買うという事を決めていてそれから後付の理由だったりするというわけです。
そのため、商品を販売するためには人間の欲求について学ぶべきという事です。
そこで、この記事ではコピーライティングのテクニックの1つで、人間の欲求の基づいて感情を刺激するための法則として知られる「GDTの法則」についてお教えします。
GDTの法則とは。
GDTの法則とは、感情を刺激する事で読者の購買意欲を高める文章術の1つ。
人間の欲求を欲求の弱い順に
Goal:目標
Desire:欲望
Teaser:焦らすもの本性
と分類(Goalが理性寄り、Teaserが本能寄りなので、Tが1番強い欲求です)、そして、それぞれをさらに3つずつに分類したものです。
それでは早速、Goal・Desire・Teaser、それぞれの欲求と、その欲求に訴求する例文を紹介していきます。
GDTの法則を例文つきで解説
Goal:目標
Goal(目標)に分類される欲求は以下の3つです。
- Time:時間をかけたくない
- Effort::労力をかけたくない(より少ない労力で、不労で、片手間で)
- Money:お金をかけたくない(お金をかけずにお金を得たい)
それぞれ、例文つきで解説していきます。
1.Time【時間をかけたくない】
人間にはできる限り、時間をかけずに早く自分の目標を達成したいという欲求があります。
- このツールを使えば、1日10分で集客できます
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2.Effort【労力をかけたくない(より少ない労力で、不労で、片手間で)】
人間はできる限り努力したくない、より少ない労力で成果を得たいという欲求を持つ生き物です。
「片手間で出来ます」「ほったらかしで成果がでます」という言葉に魅力を感じがちです。
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- ベルトを巻いておくだけで痩せられます
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3.Money【お金をかけたくない(お金をかけずに、お金を稼ぎたい)】
お金を得たい、あるいは極力自分の財布から出るお金を減らしたいという欲求は誰にでもあります。
現代社会では必要不可欠なお金を失いたくはないという思いです。
「30%オフ、半額セール、24800円→19800円」とかに魅力を感じるのはこの欲求のためですね。
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Desire:欲望
Desireというのは人間の本能により近い欲望の事。
分類される欲求は以下3つです。
- Greed:富、名誉、貪欲さ
- Lust:愛、性的なもの
- Comfort:快適さ、苦痛や悩みのない状態
1.Greed(富、名誉、貪欲さ)
人は富、名誉、権力、社会的な地位を望みます。
他の人より優れた存在でありたいという事ですね。
- 本講座を実践すれば、部下からの信頼の厚いリーダーになれます。
- 割れた腹筋が手に入ったら、周囲からの称賛を得られる事、間違いなしです。
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2.Lust(愛、性的なもの)
人には子孫繁栄のために性欲が備わっています。
カジュアルな表現をすると、異性にモテたい等の欲求ですね。
- この会話術を習得すれば、これまで見向きもされなかったモデル級の美人ですらあなたに心を許すようになるでしょう。
3.Comfort(快適さ、苦痛や悩みがない状態)
悩みや苦痛、将来の不安などから解放されて、快適な人生を送りたいという欲求です。
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Teaser:焦らすもの、本性
人間は本能に近いレベルで『焦らされたい』という欲求があります。
Teaserに分類される欲求は以下3つです。
- Scarcity:希少性
- Curiousty:興味性、好奇心
- Controversy:反社会性
1.Scarcity【希少性】
人間は数が少ないものや儚いものに価値を感じます。
桜が綺麗で魅力的に映るのは、すぐに散ってしまうという希少性があるからでしょう。
このような心理があるため、人間は希少性や緊急性で焦らされたいという本能レベルの欲求があるのです。
- 購入できるチャンスはあと3日です
- チケットは限定3枚です
- 握手会に参加できるのは、先着10名様のみです
2.Curiousty【興味性、好奇心】
人間は好奇心や興味をそそるようなものを本能レベルで望みます。
やば!まだ腹筋してれば痩せると本気で思ってるんですか?笑
あの大物歌手が才能を認めた高校生シンガーの曲
3.Controversy【反社会性】
人間は反社会的なものに惹かれます。
悲惨なものを見たとき、手で目を覆い隠すんだけどControversyの欲求が勝って指の隙間から覗いちゃうみたいな感じ。
極道マンガ、グロテスクなゲームが人気でるのもうなずけますね。
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良いコピーを書くために
実際に反応を得ていくためには、見込み客、読み手をしっかりとリサーチする必要があります。
そして、どの欲求に訴求をすると効果的になるかを把握しておくことが重要です。
全体として効果的な訴求が出来ていれば、今回ご紹介した9つの訴求すべてを使わなくても商品の販売は可能です。
僕自身、反社会性については触れていないレターでもしっかりと売上が発生しています。
そもそもコピーライティングとは何か、0から知りたいという場合はこちらの記事を見てみてください。
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